| 代表世話人挨拶 知多市民病院 薬剤部 横田 学 |
| いよいよ21世紀がやってきました。 21世紀には医薬分業が100%実施されるでしょう。 そのとき、私たち、病院薬剤師の居場所はあるのでしょうか? 私はあると確信しています。病院(病棟)に薬剤師は絶対に必要です。薬剤師が 病棟できちっと結果を出している施設ではスタッフも患者もそれを認めてくれるでしょう。 しかし、今の状況は非常に危ない。薬剤管理指導の実施率で明らかなように薬剤師がいることのメリットを受けているスタッフ、特に患者があまりにも少ないからである。 そのためには薬剤管理指導の実施率を上げることはもちろんであるが、薬剤師として医療人として自己研鑽に励み、薬剤師の必要性・有用性をスタッフにアピールし、そして、もっとも重要な患者の支持を取り付けることに努力していかなくてはいけない。 しかし、3年前、知多地区ではPOSどころか薬剤管理指導の実施率も極めて低いという現実があった。知多市民病院だけじゃなく、患者さんが何処へ行っても一定レベル以上の薬剤管理指導を受けれるようにしないといけないと考えていたときに市立半田病院の間瀬先生から、「うちのスタッフにもPOSを勉強させたいので一緒に勉強会をしよう!!」という提案をいただきました。大学の同級生だった藤田保健衛生大学病院の小川先生にも協力をしてもらい、平成9年11月、知多ファーマシューティカルケア研究会は始まりました。 POSの生みの親であるDr WEEDは「よい患者ケアはケアに従事する人々の教育を高くすることによってなされ、そして、その高い教育は良い診療記録を作成することによって、初めて達せられる。」と言っています。これから薬剤管理指導を実施しようとする人、まだ始めたばかりの人、どうもうまくいかなくて悩んでいる人たちがファーマシューティカルケアを実践するために必要な知識・技術を習得し、真のプロフェッショナルな薬剤師になることをサポートできるような会にしていきたいと思っています。私自身も一緒に勉強して、成長していきたいと思っています。 |
| 世話人挨拶 ませ調剤薬局 間瀬 定政 |
| 世話人に名前を載せていただいております、春日井市開局の間瀬です。 1997年秋、山形で全国自治体病院学会があり、知多市民病院の横田先生が「院内のPOSの勉強会」のご発表をされました。野次馬根性の私は、是非仲間に入れてくれと米沢牛を食べながら頼み込んだのが、知多PCの始まりとなりました。以来4年の長きに渡って、たくさん方のご参加をいただき、心から感謝の気持ちでいっぱいです。 さて、近年薬剤師を取り巻く社会情勢の変化は、病院薬剤師の定数の問題などをはじめ、その存在価値を厳しく追及される時代になってきました。チーム医療の中での薬剤師の存在価値。プライマリーケアにおける薬剤師の存在価値。(これは、介護に関わる部分でも同様です) 社会の中で、薬剤師がどのような仕事ができるのか?その存在を国民のみなさんが必要と感じてくれるような仕事をしているか?また、チーム医療の中で、医師・看護婦などのコメディカルからみて、薬剤師は必要な存在と認められているか? 15年間病院(半田市立病院)に勤務し、3年前に開局した私が強く思うことは、「薬剤師(私)は病気のことを知らなさすぎる」ということです。15年間の病院薬剤師生活で勉強した「病態生理と薬物治療」は、開局では全くといって良いほど役に立たないレベルでした。開局後の3年間で、15年の何倍もの勉強をしなければなりませんでした。 知多PCは、素晴らしい仲間が集まってくれています。患者さんにも、医師にも看護婦にも頼りにされる薬剤師になりたいと思います。そのための研鑽ができる場が、知多PCだと思っています。そして、次の世代を担う薬剤師にもそういう気持ちを持っていただきたいと思います。若いみなさんのご参加をお待ちしています。 これからの社会から必要とされるような薬剤師になっていきましょう! |
| 世話人挨拶 尾洲病院 薬剤科 小川 克己 |
| 藤田保健衛生大学病院の小川克己です。いよいよ今年も余すところわずかとなってきました。今年の私の重大な出来事といえば、とうとう携帯電話を持つこととなったことです。 携帯電話は、たぶん当初はどこででも電話ができる、ただそれだけだったのではないでしょうか。それが使う側が望んだ結果か、売る側がうまく消費者を乗せた結果か、恐らく後者だと思いますが、留守番電話機能が付き、メール機能が付き、インターネットに接続ができるようになり、カメラ付きで写真や動画が送れるようになりました。更にNTTドコモのフォーマのようないわゆるテレビ電話のようなものまで出てきました。そして今ではその機能付きが“当たり前”となったり、あるいは、今後“当たり前”となるであろうとしています。 薬剤師、殊に病院薬剤師の業務を考えてみます。かつては処方箋に従って正確に調剤するのみでした。そして「お大事に(^?^!)なんて云いながら笑顔のみを提供していたのではないでしょうか。それが現在は、薬剤情報提供や服薬指導を行うようになり、更に薬歴管理、副作用モニタリング、TDM、個別の処方監査、処方設計への参画、薬剤使用評価、コスト管理etc…いろいろな業務を行うようになりました。 携帯電話はいろいろな機能が付いたものが標準となりました。それはそれが普及したからです。売る側が懸命になって普及させたからであり、使う側がそれを必要とするようになったからです。今メールの出来ない携帯電話なんて、携帯電話ではありません。 薬剤師業務で調剤以外の業務がなかなか標準とはなっていません。それは他の業務が普及していないからではないでしょうか?医師からも、看護師からも、患者(一般市民)からも依然として薬剤師は黙々と調剤を行っているイメージしか湧かないのではないでしょうか。これを脱するには我々薬剤師自身が積極的に業務展開し、それをアピールし、患者や他の医療スタッフがそれを必要とする業務にしていくしかありません。調剤しかしない薬剤師は薬剤師ではない!その時が来るまで知多PCは“ファーマシューティカルケアを実践しよう“と呼びかけつづけようと思っています。 |