| 今週の書評 |
| 評者:増田 修三(三原病院) |
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【書籍名】みんなの栄養管理講座
【出版社名】ジェフコーポレーション
【著者】井上善文(川崎病院統括外科部長)
【価格】2,200円(本体2,095円)
【発行年月】2006年1月25日初版発行 |
2001年から4年間、静脈経腸ニュース(PEN)に連載され、好評連載中の井上善文先生(川崎病院統括外科部長)著「みんなの栄養管理講座」のパート1(No.1〜48)が1冊にまとめられ出版されました。
近頃、書店には様々なNST関連の書籍が並んでいますが、この本の特徴は、適切な栄養療法の普及のために情熱を燃やすY医師と連発されるオヤジギャグに辟易としながらも勉強に励むO看護師との絶妙なやりとりを楽しく読みながら、栄養療法の知識を身に付けることができるかつてないユニークな参考書です。
写真や図が豊富に盛り込まれ、NSTなどのUp-to-dateな話題も満載され、全国的にNSTの設立の機運が高まり栄養療法の領域が注目されるようになった、この4年間の栄養療法に関する世の中の動きを垣間見られます。
栄養療法は決して画一的に行われるものではなく、個人により、その内容も異なるはずです。
ひとりひとりに対して、栄養投与方法や処方内容を細かく考えるべきですが、教科書やマニュアルでは、その微妙な内容が理解しにくい部分も多く、その中での表現することも難しいと思います。この本はそのあたりの微妙なニュアンスを伝える手法として会話形式を用い、話の中で、なんとなく考えている内容を表現しています。
NST回診の方法でお悩みの方や、これから参加される方には栄養療法を勉強するきっかけとなり、その知識が効果的に得られる一冊です。
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| 前回の書評 |
| 評者:林 美香(ませ調剤薬局) |
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【書籍名】薬剤師のためのメタボリックシンドロームの基礎知識
【出版社名】ふくろう出版
【著者】古野浩二・杉原成美 共著
【価格】 2190円
【発行年月】2006年9月21日 |
最近、世間でよくこの”メタボリックシンドローム”というフレーズを耳にすることが多くなり、医療関係者でなくとも日本国民の殆どが知る言葉となっている。
病気の治療の手助けを担うのが従来の医療に携わる者の役目であったが、病気の根源を絶つための予防に目を向けた医療改革が始まり、我々薬剤師はこの予防医学についての知識と患者への指導方法を積極的に身に付けて挑まなければならない時代に入っている。
”生活習慣病”などの漢字交じりの言葉であれば理解もしやすいが、カタカナ言葉はどうしても聴いたことはあるけども、意味はよくわかっていないという一般人は多いと思われる。医療機関に勤め、直接患者と接する我々薬剤師は、患者からこの言葉の意味を聞かれることも少なくない。
この書籍には、高血圧、糖尿病、高脂血症は勿論、最近特に注意が必要な内臓脂肪肥満などについての項目が挙げられている。更にメタボリックシンドロームの定義や、予防のための運動方法、また、いつ頃から、何故”メタボリックシンドローム”という病態の基準が決められたのか、またその先にある生活習慣病の基本的な知識と理解をもう一度自分なりに頭の中でクリアにするために、この本を一読する価値はあると思わる。 |